12月19日、キタ歓楽街環境浄化パレードを楽しんで実施します

来週12月19日(水)は、キタ歓楽街環境浄化パレードです。
18:30に曽根崎警察署に集合して、北野・曽根崎地域の歓楽街を皆でパレードします。

年末になると、梅田や曽根崎では、違法な客引きがわらわらと湧いてきます。迷惑駐輪や違法看板もわんさとあります。最近では、不法投棄まで出現するありさまです。
で、例年この時期に、「違法な風俗営業は排除しよー!」とか「援助交際はやめよー!」とか「通行妨害になる客引きはやめよー!」とか書かれたプラカードを掲げて、シュプレヒコールをあげて、歓楽街で隊列を組んで練り歩いていたわけです。
ところが、そのシュプレヒコールこそが一番うるさくて営業妨害!ってクレームが入って、さてどうしましょう、と考えたのが数年前。3年か4年くらいまえだったかなー。

僕は、若い頃に世界中をふらふらとほっつき歩いていたとき、チリでピノチェドを退陣に追い込んだデモや、ドイツのラブパレードや、パリ5区でのカンパニー・ジョリモームのパフォーマンスなんかに身を置いていました。歌や踊りやパフォーマンスが生み出す圧倒的にポジティブなヴァイヴレーションのなかで楽しげに政治的な主張が表現されていく…、いやー、あれは感動的なまでに心地よかったし、楽しかったなあ。

権力サイドであれ反権力であれ、シリアスなものをシリアスなまま表現して提出するのは、つまらんです。
むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことをおもしろく、明るい話は深く、重い話は軽く、とは、永六輔が言い出したことですが、僕もまた若い頃から心に留めている言葉です。
自分がかかわる活動は、なんであれそういうものでありたいなあ、という思いがあります。
そんなことを考えながら、パレードでのシュプレヒコールがうるさい!とクレームがついたと聞いたとき、歌にしたらどうか、と、提案しました。
で、キタ歓楽街環境浄化推進協議会の役員たちが、歌で行こう!となったとき、どうやって歌をつくっていこうという話になります。
ちょうど、お初天神でのイベントで沖縄祭りみたいなものを見たことがあって、キタ歓楽街にも沖縄料理店が何軒もあるし、沖縄民謡チックなものにしたら、軽快で、腰も口も勝手に動くものになるのでは、という思惑がありました。

ダンスミュージックであること。僕がこだわったのはそこで、そうでなければ、行進時に口ずさんでもらえるものにならないし、人を巻き込んでいけないだろうと考えていました。さらに老若男女ということを考えると、沖縄民謡がぴったりなのでした。
そういう諸々のことを考えながら、沖縄民謡なのだから、ということで大正区へ行き着きます。大正区にはT1グランプリがあるし、音楽や沖縄民謡が達者な人たちがたくさんいます。
だいたい、音楽の製作依頼を大正区に持っていったとき、当時の大正区の区長でご自身でも歌いまくっているスージーこと筋原区長が、オレが作曲する!って言い出して、ちょっと困ったんですよ(笑)最終的には、多忙につき区長断念!ってことになって、ホッとしたやら残念やら、複雑なかんじでしたが、結果、T1グランプリの覇者である音夢食堂(その後上京され、現在も東京を拠点にご活躍のフォークデュオ)さんに、素晴らしい音楽をつくっていただき、このパレードは、歌を手に入れたのでした。
つい最近、毎年パレードに参加してくれている方から、今年もパレードの時期が来ましたね、と、言いながら、つくろう♪もっといいまち〜♪き・た・い・ま〜ち〜♪って、歌ってました。もう、耳にこびりついて頭から離れません、って言ってくれます。
最初にこの曲を歌いながらパレードしたとき、どっかの居酒屋のバイトの女の子が店から出てきて、僕らのパレードを眺めていたとき、歌に合わせて腰を軽く動かしているのを、僕は見逃しませんでしたよ。あれ見たとき、やったね!って思ったもん。

環境浄化パレードは、12月19日(水)18:30に曽根崎警察署集合です。
誰でも参加できます。オープン参加です。楽しくやります。みなさんも、よかったらどうぞ。

音楽はこれ☆
歌詞は書かなくても、一発で聞き取れますから。

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